蜂蜜は安全か
蜂蜜を食べる上で最も気をつけなければいけないのはボツリヌス症です。ボツリヌス症はボツリヌス菌によるもので、腸の中に入り込み毒素を出して発症します。この病気は消化器官の未発達な乳幼児に起きる可能性が高く、一歳未満の乳児に蜂蜜を与えないようにしなければなりません。一歳をこえると消化器官の発達とともに、腸内にたくさんの菌が成長し始め、ボツリヌス菌が住めない状態になるので、ボツリヌス症にならなくなります。
蜂蜜には白く固まることがありますが大丈夫なのでしょうか?それは結晶化している状態で、花粉等が中心になり固まります。結晶化は温度が下がったときにおこるので、温度を上げてやると結晶はなくなります。自然に温めてもよいのですが、すぐに使いたい場合には湯煎にかけてあげるとすぐに戻ります。ここで注意してほしいことは温度を上げ過ぎないようにすることです。温度が上がり過ぎると、はちみつの品質に影響をあたえてしまいます。
この結晶化は花粉を取り除かないままの天然蜂蜜の特徴なので安心できます。しかし加工蜂蜜の場合は製造工程の中で花粉を取り除く作業が行われているので、結晶しにくくなっています。